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2022

引退ブログ 『ラクロス部に入ってよかった』 中村栄登

 こんにちは。

今年、背番号98をつけさせてもらいました中村栄登です。

 

 

 

 

まず初めにOBGの皆様、保護者の皆様並びに関係者の方々、日頃より弊部への厚いご支援・ご声援誠に有難うございます。こうして部が運営できておりますのも、皆様方のお陰だと強く感じております。この場をお借りして御礼申し上げます。

 

 

 

 

ついに引退してしまいました。引退すると、ラクロスがまたしたくなってしまうのかなと思っていましたが、不思議と今は、そこまでラクロスがしたくてたまらないというわけではありません。これはけっして悪い意味で、もうラクロスなんかしたくないという意味ではなく、最後まで悔いなくやりきることが出来た結果かなと感じています。

そう思うと気持ちの良い形で引退をすることが出来て良かったと、今でも感じています。

 

 

 

 

引退ブログといっても何を書くのが正解か分かっていないので、僕なりに4年間の振り返りと、先輩、コーチ方への感謝、後輩へのメッセージを書かせていただこうと思います。おそらく長くなってしまうと思いますが、どうかお付き合いください。

 

 

 

 

大学に入学した当初、まさか自分がラクロス部に入るとは思ってもいませんでした。しかし、基礎ゼミが同じだった、日高そうたに体験に誘われて軽い気持ちで参加してみました。

 

そしたら、先輩方は全員がものすごく歓迎してくれるし、就活では役に立つと言われ、

また、当時3回生だった、しんたろうさんに「君めっちゃセンスあるやん!こんな逸材見たことないわ!」と褒めちぎられ、僕も「え、まじ?」と鵜呑みにしてしまい、ラクロス部に入部してしまいました。今思えばリップサービスがすぎますが、しんたろうさんとそうたには感謝しています。

基礎ゼミでそうたに出会ってよかった。ありがとう。

 

 

 

そんなことから始めたラクロスでしたが、1回生の頃は、ほとんど何も考えず、ただラクロスを楽しんでいただけだと思います。同期は面白いし、きんぞーさんは優しい、練習も毎日が楽しく、試合で負けても、悔しさよりも楽しさの方が大きかったです。

 

きんぞーさん1年間本当にありがとうございました。

 

そしてこの年のつま恋期間に、僕が最も尊敬する大先輩、高田ゆうやさんの舎弟になりました。これがあの有名な高田会発足の瞬間です。

 

 

 

そして2回生でのラクロスは、この4年間で最も成長することが出来た1年でした。2回になっての最初の2~3か月はコロナで全く活動が出来ず、その後に活動が再開してもかなり厳しい状況が続きましたが、この期間をチャンスと思い、ず―――っとアホみたいに筋トレばっかりしていました。しかし、このコロナ期間が無ければ、今の僕は無いというほど成長できました。

 

近大の地下のジムで、よく高田会4人で筋トレをしていたのが、今でも楽しい思い出として蘇ってきます。

 

 

 

 

そして3回生、この年から本格的にメンバー入りをすることができ、本気で1部昇格を目指す1年でした。今思えば、この年のラクロスが楽しさと充実度、共に1位でした。多くの先輩方が言う、「3回生が1番楽しい」というのは本当なんですね。

ここまで楽しくできたのも、3回生を自由にやらせてくれた4回生の方たちのおかげです。特にロングとゴーリー含めたDFメンバーの方々、本当にありがとうございました。

そんな先輩方と一緒に念願の1部昇格を果たすことが出来、そして今までのスポーツ人生15年間が報われた気がして本当に最高の1年だったと思います。

 

 

そしてこの年の最後に背番号88から、ゆうやさんの98をつけさせてもらうことになりました。高田会でのご飯や、筋トレから服まで数えきれないほどお世話になりました。ありがとうございました。

 

 

 

 

そして4回生。最後の年です。この年から1部で戦うことができました。今まで培ってきた4年間のすべてをぶつける思いで臨み、最初の方は楽しさよりも、「やらなければ」という想いが強かったです。自分自身の、今年のベストバウトは関学戦だったような気がします。負けてしまったけど、あんなに強い関学に、全力で挑み、戦うことが出来た1番充実した試合だったと感じています。

4回生になっても試合を重ねるごとに成長を感じることが出来たリーグ戦でした。特にレベルの高い1部で戦うことの重要性にも気づきました。

この頃から、後輩には何としてでも1部残留という結果を残し、1部での成長機会を味わってほしいと感じるようになりました。

 

 

 

しかし、立命館に勝ってファイナル3が見えた矢先、9月12日にコンビニでの不祥事が発覚しました。あわやリーグ戦出場停止になりかけましたが、コーチの方々の尽力の末、厳重注意で済みました。しかし、関わった人たちは全員謹慎処分になり、残った選手は、僕、ゆう、だいちのみとなりました。この事件は、今までの4年間を裏切られた気がして、悔しさでいっぱいの1か月でした。

 

正直、引退した今でも気持ちの整理がついていません。

 

 

 

特に京大戦は、今も思い出したくないほどの情けない内容と結果に終わりました。

この試合は精神的にも、今までのどんな試合よりもしんどいものでした。ラクロス部に入っての4年間で、初めてラクロスが嫌いになり、初めて本気で辞めたいと思うほどキツイ1試合でした。

今言っても仕方ないですが、神戸戦・京大戦は4回生みんなで挑みたかったです。

 

 

そして入れ替え戦

何としてでも勝って終わってやる、1部残留を後輩に残す。そしてこれまでのすべてをぶつけるつもりで挑みました。

前半はあまりいい試合が出来ず、点差をつけられて一瞬負けがよぎりましたが、チーム全体での勝ちたいという気持ちで上回り、何とか逆転できたんだと思います。

 

そしてロングを持って4年間ずっと点を決めることが出来なかった僕ですが、ついに引退試合で初得点を決めてしまいました。あの得点は今までで1番嬉しい瞬間だったし、これまでの4年間が全部報われたような気がしました。

 

勝った瞬間は本当に嬉しかったですし、本当に、4年間続けてきてよかったと感じました。

 

 

 

 

 

後輩達へ

 

 

今年は4回生が迷惑をかけて、それでも神戸戦・京大戦で必死に頑張る2回生や、なれない新体制になっても、しっかりまとめようとしてくれた3回生を見ていたら来年は大丈夫だと安心できます。もっとみんな練習して、楽しむことを忘れずに残されたラクロス生活を過ごしてください。

 

個人的なメッセージにはなりますが、委員会で1番頑張ってくれたかずきには本当に感謝しています。2回生までは同期にロングが1人という状況で寂しかったと思うし、それでもめげずにずっと頑張ってきたかずきを、後輩ながら尊敬しています。来年も頑張ってな。

 

そして、高校からの直属の後輩の平。何気なくラクロス部に誘って入部してくれたけど、今ではOFには欠かせない存在になって、頼もしく思っています。

来年も期待しとるで。

 

あと、しんたろうのおかげで、不祥事が起こってからも少しは楽しむことが出来ました。

あと2年間がんばれ。応援してます。

 

 

 

カーリーさんへ

 

今のDFがあるのは全部カーリーさんのおかげですし、カーリーさんの頼もしい背中を見て、僕たち4回ロングは育ってきました。お子さんもいて仕事も忙しいはずなのに、親身になって僕たちを成長させてくれてありがとうございました。僕はカーリーさんのDFが大好きですし、どこの日本代表ロングよりもカーリーさんを目指すようにしてきました。

カーリーさんいてのDFです。 本当にお世話になりました。

ありがとうございました。

 

 

 

同期へ

 

 

この4年間、本当に本当に色々あったけど、皆とラクロスが出来てよかったです。みんなとの思い出を語るとキリがないので多くは語りませんが、この最高のラクロス生活は同期のみんな無しでは過ごせませんでした。

 

特に同期のDFとはずっと一緒にやってきて、最高のライバルであり、最高の仲間でした。にっぷとゆうに引っ張られて、樹に支えられるような宙ぶらりんな僕でしたが、頼もしい同期でした。

この同期4人でDFをするときは、言葉では表せない守りやすさと、この4人なら大丈夫という安心感がありました。脳筋の集まりみたいな4人だったけど、この4人だからこそ、ここまで成長することが出来たんだと思います。

4年間ありがとう。

 

マネージャーも毎日朝から選手をサポートしてくれてありがとう。4年間辞めずに続けてきた皆にはとても感謝しています。

あと、さきは毎回練習前にエルボーをテーピングで縛ってくれてありがとう。

 

 

 

最後に、活動停止中も謹慎組が戻ってきてからも、ずっと動き続けて引っ張ってくれた、ゆうとだいちには感謝しかありません。神戸戦・京大戦に2人がいてくれてよかったです。

ありがとう。

 

 

 

 

 

最後の最後に、

僕の大学生活は、ラクロスのおかげで最高の4年間になりました。これまで関わってくれた全ての方々に感謝するとともに、ラクロスにも感謝しています。

ありがとうございました。   

                    4回  中村栄登

 

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