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2024

引退ブログ 『俺の歴史にまた1ページ』 小田涼人

2024年度フェイスオファーの小田涼人です。



平素より近畿大学男子ラクロス部を応援、支援して下さっているOBOG並びに関係者の皆様、この場を借りてお礼申し上げます。




長かった、引退まで本当に長かったでも、引退してみるとあっという間にでした。



4年間を振り返ってみると本当にたくさんの人に支えられたおかげで最後まで続けることが出来たと感じています。



入学してすぐは、コロナ禍で大学へ行くこともなく、居酒屋でのアルバイトのみに精を出していましたが、このアルバイトがきっかけで西條航という人に出会ってしまいました。


その人は初めて会って2秒で

「明日飯行こ!ラクロス部に入れてやる」と言って10秒後には帰っていきました。

僕の入部のきっかけの半分はこの人のせいです。



ちょうど高校の野球部の応援に行って、また本気でスポーツをやりたいなと考えていた僕はすぐに体験へ行きました。元々野球部だったこともあり、初日でも案外パスを投げることができ、すでに入部している他の1回生とショット対決を行った際には、僕がショットを撃つと周りの先輩方が「うわっ、えぐいっ!」と盛り上げてくれました。あれ?このスポーツ向いてるんじゃね?と、入部のきっかけのもう半分はここでの勘違いでした。



1回生の頃は、入部したのが遅かったのでサマーには出場することができず、ウィンターが初の公式戦でした。僕の勘違いはまだ続いていたのでMFならオフェンス、ディフェンス両方できるし、俺が両方やってチームを勝たせてやるなんて考えたりもしていました。でも試合になるとすぐボールを落とすし、すぐ抜かれるし、なんならベンチで見ていた時間の方が長かったような気がします。



新チームになると先輩方と1on1をする機会が増えてきました。侑さんとマッチアップするとプッシュは痛いし、落とした後のチェックは痛いし、落とさない様にキープし続けたら痛い時間長いし、なんでボコボコにされるのにディフェンスに向かってかなあかんねん。と勘違いもどこかに消え去り、向いてない、辞めたいと言う気持ちがどんどん強くなっていきました。



泣きながら樹さんに辞めたいと相談に行き、2週間くらい部活を休んでいた時期もありました。


休んでる間に侑さんや大智さん、京佑さん、怜央さんなどなど沢山の先輩方から辞めんなよと、一緒にやろうぜと言っていただき、慎太郎にも泣きながら止められました。

こんなに引き留めてくれる人が居るのに、辞めるなんてできないと、またのこのこと部活に戻ってきました。それでもやはり、根本は解決していないのでずっと苦痛と闘っていました。



3回生になるとより本気でFOというポジションにのめり込んでいきました。今まではなんとなくダサいと思っていましたが、対人の奥の深さや、流れを変えられるポジションであると気づき、その面白さに気づいたからです。

海斗さんとのFO練の時間が楽しかったからかもしれません。

この時間が無かったらまた逃げ出してたんじゃないかと感じています。



4回生(3回生)になると感謝する機会が増えたと思います。FOコーチを引き受けて下さった海斗さんや休日に練習に来て下さった陸さんや一馬さんをはじめとするOBの方々。笛や動画を撮ってくれたスタッフ。


何より一緒に練習してくれた蒼天と健二郎。


始めたてでボッコボコにしたけどFO続けてくれて、なんなら一年で競り合えるまで、こっちが焦るくらい成長してくれてありがとう。

下からのプレッシャーでそんなタイプじゃないけど東海までFO武者しに行ったりもした。

2人がいなかったら上手くなるどころか練習すらできなかった。





あと彪馬と慎太郎

チームを引っ張っていってくれてありがとう。

本来なら上回生として僕もチームを引っ張っていかなければならない立場ですが、2人に任せっきりで部活も私生活もやりたい放題だったと思います。




この4年間でたくさんの人のお世話になり、支えられて、とても貴重な経験をすることが出来ました。





本当にありがとうございました。



                   小田涼人

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