今年のサマー決勝戦は、想像の何倍もあっけなく終わりました。
私が想像していた決勝は、着実に勝ち進んで、最後にはみんなで喜ぶ姿でした。だからこそ今回の試合を通して、改めて勝つことの厳しさを実感しました。
正直、私は今回の決勝トーナメントで勝ち進める自信がありました。その自信は、入部当初から選手たちの成長を近くで見てきたからこそ生まれたものだと思います。練習を重ねる中で、できることが少しずつ増えていく姿を見てきたからこそ、このチームなら勝てると思っていました。
初めの頃と比べ、全員が成長したことは紛れもない事実だと思います。一方で、実際の試合では他大学のチームと比べて、まだまだ課題があることも実感しました。
もちろん、試合は実力だけで決まるものではありません。スポーツでは、メンタルが勝敗を左右する場面も多くあります。
競技は違いますが、私もプレイヤーとして部活をしていた頃、試合前は毎回緊張していました。緊張しない試合なんて、きっとありません。
それだけ、これまで頑張ってきたから。本気で勝ちたいと思っているからこそ、緊張するんだと思います。
だからこそ、勝つためには、その緊張をどう乗り越えるか、そして、苦しい場面でどうやって自分たちの流れを取り戻し、チームを勝利に導くかが大切です。

ラクロスは、全てのポジションに意味があり、一人ひとりの動きが勝敗につながる競技です。
FOで勝てば、ボールを保持するチームが決まり、試合の流れを掴むことができます。良いディフェンスは点差を守り、スピードのあるオフェンスはチームに勢いをつけます。一つのGBで攻撃のチャンスを増やすこともできます。
そうした一つひとつのプレーの積み重ねがショット数につながり、チームの勝利につながります。
選手全員がそれぞれの役割を必死に果たしていて、ラクロスという競技のおもしろさに最近になってやっと気づいてきました。そんな中でも、毎回試合を見ていて「ゴーリーってすごいな」と強く感じます。
一回生唯一のゴーリーは、さとしです。
(1回生ゴーリーさとし、1回生MGあやね)
私たちの代は初め、ゴーリーを志望する人がいませんでした。
たしかに、ゴーリーというポジションでは、自らがショットを打つことはありません。選手の立場になって考えると、点を決めることのできないポジションに立候補する人がいなかったことも理解できます。
そんな中で、自ら立候補してゴーリーになったのが、さとしでした。
ゴーリーというポジションは、どのポジションよりもメンタルが鍛えられるのではないかと思います。
自分たちのゴールを守り、チームの失点を防ぐ。何度点を決められても、立ち直って次のプレーに切り替えなければなりません。
ゴーリーは、誰よりもチームを後ろから支えているポジションなのではないかと思います。
応援でもあるように「守神」です。
何度点を決められても立ち直り、何度でもゴールを守らなければいけません。そんな姿を試合で見るたび、ゴーリーに対するリスペクトが生まれます。
「負けるな!大丈夫!落ち着いて!」
何度でも伝えます。
たった一人のゴーリーを鼓舞し、支えることは、チーム全体の流れを変えることにも繋がると感じました。切り替えなければいけない状況でも、自分自身を責めてしまうことがあるかもしれません。そんな時こそ、私たちが応援の声を届けたいです。
ゴーリーだけではありません。
一回生FOのしょう。

(1回生MFりゅうたろう、1回生FOしょう)
入部して約半年。正直、まだ選手のプレーを見ていても上手い下手はあまり分かりません。それでも、しょうが実際の試合や練習試合でFOにたくさん勝ってきたのを見てきて、実力があることはすごく感じます。
でも、サマー決勝では前半から相手に流れを持っていかれ、いつも通りのプレーをすることが難しい場面もあったように感じました。
しょうは、人一倍責任感が強いです。
前日もグループラインで熱い意気込みを送ってきました。それを見て、頑張ろうと思えた人も少なくないはずです。
だからこそ、その分焦りもあったんだと思います。
でもそんな時こそ、
「負けるな!」
「がんばれ!」
「大丈夫。いける!」
「オフェンス1本!」
ベンチから、もっと選手の近くで声を出せていたら。
流れを相手に持っていかれそうになった時、もっと励ませていたら。
試合が終わってから、自分にできることはまだあったのではないかと、後悔が残りました。
そして、今回の試合で一番大きな反省点だったのが、メンバーリストのミスです。メンバーリストとは、試合に出る選手の登録情報などを記載し、運営に提出するものです。
今回、確認が十分にできていなかったことで、試合に出ることができなかった選手がいました。
「どうして選手に直接確認しなかったんだろう」
「確認していれば、防げたのに」
そう思うと、本当に悔しいです。
全員が試合に出たかったはずです。
サマーに向けて、選手たちが部活以外の時間でも自主練に励み、部活中も1番近くでその頑張りを見てきました。出ることができなかった3人の選手は、悔しいはずなのに、嫌な顔一つせず、ベンチから必死にチームを応援していました。
全員がサマー優勝に向けて本気で練習してきたのに、ミスによって、試合に出られなかった選手がいる。
ミスだったから仕方ないで済ませてはいけない。
もう二度と同じことを繰り返したくありません。
今回のサマーで、選手たちがどれだけ勝ちたいと思っていたのか。そして、マネージャーとしてどれだけその思いに応えなければならないのかを、改めて考えさせられました。

試合に出るのは選手ですが、勝利を目指しているのは選手だけではありません。スタッフも含めてチームです。目指しているところはみんな同じです。
選手が安心して試合に集中できる環境をつくること。
苦しい時に声をかけること。そして何より、ベンチから試合を盛り上げること。
今回の試合での反省を活かし、選手がプレーに集中できる環境づくりを、練習の時から徹底していきたいです。
これからは強度の高い、上回生と同じ練習形式に変わっていきます。今回のサマーで感じた悔しさを無駄にはしたくありません。この悔しさを忘れず、選手とスタッフ全員でもっと強いチームになって、ウィンターでは全員で笑って終わりたいです。
サマーで負けた悔しさを力に変え、これからさらに質の高い練習ができるよう、全力でサポートしていきたいです。
ウィンターは、優勝一択です。

まだまだ分からないこともたくさんありますが、チームの一員として、選手を支えられるように頑張ります。これからもよろしくお願いします!
一回生 MG 呉潤花

