近畿大学ラクロス部でヘッドコーチ(以下、HC)を務めております、狩浦大生と申します。
この度、部内ブログ執筆の機会を頂戴しましたので、ご挨拶申し上げます。

まず初めに、近畿大学ならびに大学関係者の皆様、日頃より体育会ラクロス部の活動にご支援を賜り、誠にありがとうございます。
また、ラクロス協会や学生連盟をはじめとする関係各位、目まぐるしい変化の中でも凛として道筋を示してくださる日々のご尽力に、心より感謝申し上げます。
保護者の皆様におかれましても、部活動へのご理解と温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます。
そして、OBGの皆様をはじめ、陰ながらも近畿大学ラクロス部を応援してくださるすべての方々に、心より御礼申し上げます。

私は、2018年から近畿大学にご縁をいただき、
2019年から2023年までHCを務め、今年再び指揮を執らせていただいております。
個人的な話で恐縮ですが、
その間に私自身の環境も大きく変わりました。
家族には多大な負担と迷惑をかけてきたと思います。
語彙力が追いつかず適切な言葉が見つかりませんが、詫びと感謝と、その他いろんな感情が入り混じっています。
改めて考えてみると、部活動は、
本当に多くの方々のご尽力の集合体であると実感します。

そして、入替戦を数日後に控えた今、思うことは──
もちろんいろいろな感情はありますが、シンプルに勝ちたいです。
どんな試合でも、勝つことは楽しいし、そして、勝つことでしか得られない栄養素があります。
そんな中で、
先日ふと沸き上がってきた感情がありました。
それは、「このチームで勝ちたい」「このチームを勝たせたい」という想いでした。
HCとして指揮を執る以上、根底にはいつもある感情です。
しかしながら、
その時は、苛まれるような苦しさではなく、心が奮い立つような何かを感じました。
昨年の入替戦で2部降格を突きつけられた直後に、私は言いました。
「このままでは3部降格する」と。
キックオフMTGでも、その危機感に触れました。
決して煽りではなく、純粋に本気の危機感から出た言葉でした。
それでも、曲がりなりにも2部1位を勝ち取りました。
耳の痛いことも、嫌なことも、たくさん伝えてきたと思います。
でも、技術や戦術面の成長はもちろん、ほんの少しの人間的な成熟が垣間見えると、皆とそれなりの信頼関係は築けてきたのかなと感じます。
そしてその実感が、前述の“感情”に繋がったのかもしれません。
(それでも毎日、毎分、毎秒、何かしら「やれやれ」とƪ(˘⌣˘)ʃ思っていますが)

そして何より、
私が満足に現場へ足を運べない中でも、的確な内容で、且つ選手の心を動かす指導を重ねてくれたコーチ陣の皆さんに、心から感謝申し上げます。
魂みたいなものは、ぜひこちらに置いていってください。
(例えが古すぎますね)
なんせ、最後まで一緒に戦いましょう。
とはいえ、
我々にはまだまだアマチャンな部分も多いです。
(だからこそ、学生チームには無限の伸びしろがあります。)
そして何より、我々は、まだ何も成し遂げていません。
今年の目標は、あくまでも「一部奪還」です。
昇格ではなく、奪還。
近畿大学ラクロス部の未来の栄光に向けた試合です。
ここで勝つために、やってきた。
最後に、その無限の伸びしろを、爆発させよう。
結果も、過程も、この瞬間にすべて懸ける。
それが、近大ラクロスのガッツだ。

